いざ洞窟へ。この夏はケイブスイミング、というものにチャレンジをした。ケイブをスイミングだ。
奈良県の川上村に集合して、ガイドさんの車に着いて山道を進むこと小一時間。そこからレンタルのウェットスーツと靴とヘルメットを装備して、山を30分程度登る。暑いのでウェットスーツの上半身は脱いでおいて、洞窟の前に着いたら上半身までちゃんと着る。汗だく。
台風15号がとんでもないルートで日本を横断するタイミングだったので天気が心配だったが、太陽も隠れすぎず雨も降らず、ほどよく涼しくてめちゃくちゃちょうど良かった。気温は何度だったかな。半袖ではちょっと肌寒いくらいだった。もし炎天下だったらウェット着込んだ後の30分の登山がかなりキツかったと思う。涼しくてもキツかったから。(体力不足)

ガイドさんによると、洞窟の中は年中同じ気温・水温らしい。大体、水温が7℃。ウェットスーツの下はラッシュガード上下とエアリズムブラトップと5本指靴下を着込んで行った。あとバイク乗る時の冬の手袋。軍手はあまりにも防寒力が無いのでオススメしない。レンタルのウェットスーツのサイズによってはブカブカになる場合があるが、ブカブカだとそこに冷たい水が流れ込んできてバリバリ寒いので、濡れるけど隙間を埋める意味で色々着込んだ方が良いね。
レンタル品
- フルウェットスーツ
- ヘルメット(ライト付)
- シューズ
- 防水リュック(+500円)
自分で用意するもの
- 中に着込むもの(真夏でも)
- ハーフパンツ(ウェットスーツの上に履く)
- 5本指か足袋ソックス(シューズの下に履く)
- 昼食と水分
- ゴーグル(クリアだと見やすいよね)
- スマホ防水カバー(水に浸からないシーンでは活躍しそう)
持ってった昼食(おにぎりとサラダチキン)は洞窟手前の滝の前で食べる。ああ、外で食べるおにぎりはおいしい。
洞窟前に着いた時、ガイドさんに「んじゃ、先行っちゃって下さい。進むと広場になってるところがあるので、そこで待ってて下さいね。」と言われ、なんとわたしが先陣を切ることに。えぇ!?わたしがこの蜘蛛の巣に突っ込んでいくんですかぁ!???と思いながら、ヘッドライトで前を照らして張り切ってハイハイの姿勢で進む。水たまりぐらいの水位。目の前の石を掴み、膝で石を踏み、ちょっとずつ進む。川の石は流れ流れて丸くなっていくが、洞窟の石は転がらないので尖っている。シンプルに痛い。
後ろからハイハイしながら夫が着いてくる。その後ろも続々と着いてきている様子。これは、わたしが道を誤るとみんな道連れやな……。と思ったらすぐ広場に出た。安堵。
話は脱線するが、わたしはパニック障害を持っている。さらに、ほんのりと閉所恐怖症である。「すぐに逃げられない場所」にすごく弱い。ここ最近はだいぶ発作が出にくくなったが、地下の奥の方のお店なんかは若干苦手だ。そんなわたしが洞窟に入る事は、あまりにも賭けだった。事前に薬を飲んだとはいえ、正直いつ発作が出てもおかしくない状態だ。それでも、成功体験を増やしたかった。あとはなんとなくもう大丈夫っしょ!という気持ちと、好奇心が抑えられずに当日を迎えるまでに至った。
でも大丈夫。最初に広場に着いた時に(ああ大丈夫。今日は全然大丈夫。)と確信が持てた。駄目だったらこういう序盤で「すみません!出ます!外で待ってます!」と言う予定だった。良かった大丈夫で。誰にも迷惑かけずに済んだ。
洞窟の中はそこらじゅうに穴があいていて、それを一つずつ照らしては生き物を探す。全然いないな。人が出入りしないとこまで逃げてるんだろうな。道も迷路になっていて、ガイドさんや他の人たちにお互い見守り見守られしながらハイハイで、時に匍匐前進、時に中腰でウロウロできた。たまに立ち上がれる空間があるとすごく安心する。腰痛持ちなので。
さて。水温は7℃。まずは水位が腰あたりの深さのところを一列になって進む。
ヒェ〜〜〜〜〜〜〜w w w
小学校のプールにあった「洗体槽」を思い出す。かっこいいテスラのお兄さんも、元気そうな50歳ぐらいのおばちゃんも、いかついなにわのお兄さんもお姉さんも、元気な学生兄弟も、でかいおっちゃんも、ラッシュガードがお揃いだったお姉さんも、全員ヒェ〜〜〜〜〜〜〜w w w wファ〜〜〜〜〜〜〜〜w w w w w w w言うてて、ああこれは全人類共通なんやな、と、しみじみ思う余裕も無く、寒さに凍えていた。
その先は一瞬潜らないと通れないポイントがいくつかあり、最初に頭を水につける直前に心拍数が最高潮を迎えた。ええい!ままよ!ガイドさんが照らしてくれている明かりを目指して、ちょっとだけ潜る。全員ヒョォ〜〜〜〜〜〜〜w w w言いながら出てくる。ああ、親近感。自分の前後の人にはそれとなくフォローに入る。ヘルメットをコンコンして合図する。手を取る。「ここに足置けますわ」ああ、ぼくたち、ずっとこうして生きてきたみたいな気分がするね。

身体が冷え切る前にケイブスイミング終了。洞窟の外に出るとほんのり暖かい。そして30分登ってきた山を、サクサクと下る。流石に暑い。そして着替えてレンタル品を返却して、解散。ああ、よきツアーだった。汗が冷える。帰りの車は暖房をつけた。
今回お世話になった自然派企画さんのツアー、過去にもキャニオニングでもお世話になったかな。
絶対スマホ水没させたくないマンのわたしは基本的に、ガイドさんの撮影込みのツアーを申し込む。後日まとめて送ってもらえるよ。うれしいね。
とはいえ、GoProみたいな防水アクションカメラが1台あるとこういう時に便利だよなあとも思う。年に1回ぐらいしか出番が無さそうで迷う。動画も撮らないしなあ〜。OLYMPUS(OM-SYSTEM)のTG-7とか強そうでいいよね。あまりにもタフ。今回の洞窟とか特に写真撮りたいな〜って思ったよ。生き物はね、蛾とヒキガエルと、あと小さすぎる何者かぐらいしか見つけられなかった。コウモリの糞が落ちてたから、もっと奥に行くとコウモリも見れたね〜
そのうち買ってると思う。TG-7。


