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さっきまで身体の一部だったモノに思いを馳せる

雑記

ひょんな事から臓器にポリープが見つかり、取ることになった。内視鏡の先についたシェーバーで削り取るらしい。削る……?身体を……??

そして、初めての静脈麻酔だ。歯医者の麻酔か、肘を3針縫った時の局所麻酔しか経験がない。デビュー戦だ。絶対に10秒数えてやるぞ!というワクワクを胸に抱えて当日を迎えた。

まずは右腕の点滴で生理食塩水を流し込まれる。絶飲食の身体に染み渡る。気がした。

そして、てくてく歩いて手術台に上がる。

麻酔の先生「はい、じゃあ眠くなるお薬入れていきますね。最初ちょっとピリッとするかもしれません。いきますよ〜」

わたし(痛!!??!??)

先生「目を閉じて深呼吸してくださいね〜」

わたし(これ目閉じてたら麻酔効いてるもんや思われて処置始まってまわんか!?え?もう10秒数えてもうてんけど!)「あの〜……??」

先生「では、吸う方にしましょうか。つば飲み込んで下さいね、はい深呼吸〜」吸入のマスクを装着。

わたし(あ、スーッと涼しい感じの、ああ、手術室の電子音がだんだん遠くなっていく、スローモーションに、、、、)

寝

最中は面白い夢を見ていて、その「むははは!!!」という自分の笑い声で目覚めた。「あーめっちゃ面白い夢みてましたwははw」

吸入のマスクが外されていたから、それで醒めるのと夢のピークが重なったのかな。それとも起こされたのかな。目覚めスッキリ、即覚醒。急に手術室のガチャガチャした音が耳に入ってくる。ほんで自力で手術台から降りて、ベッドまで歩いて戻る。あとから先生に「麻酔で眠っていたのは15分程度、爆笑しながら起きてきたのはあなたが初めてでした」と言われた。光栄でございます。

吸入麻酔で眠る感覚、なんだか味わったことがある。スーッと冷たいのが来る。貧血起こして倒れる瞬間だったり、泥酔しすぎてそのまま寝てまう時だったり、そういうのに近い。でもそれらよりワンランク上の気持ちよさがあった。お医者さんに囲まれている安心感もあるのかな。あれはまた体感したいね。麻酔、ハマりそう。次いつ出来るんかな。

静脈麻酔はどうやら点滴が血管から外れていたようで、血管に入らずに腕のどっかに流れてしまったらしい。右腕が1.5倍くらいに腫れ上がっていた。これも「むくみ」でいいんだろうか。腕に流れてった分はそのうち吸収されるから大丈夫ですよ〜って。吸収されるのか、麻酔。

わたし「それってある時急に寝てまいませんか!?」

看護師さん「はい、寝ません大丈夫ですよ〜。」大丈夫らしい。

しばらく休んでから、取ったポリープの欠片たちを見せてもらった。今回は削り取る方法だったので、一個まるまる綺麗に取れることは無い。欠片は思っていたよりも多い。ほう。これがさっきまでわたしの身体にくっついていたモノ達なのか。ほんの数十分前まで、わたしだったモノ。

これは、抜歯やら抜け毛やら爪切りやら月経やらうんこやらとはまた話が違う。臓器の一部として、確実に身体の一部だったのだ。栄養を分け与え、共存していたモノだ。要らなくなったものが自発的に出てくるようなモノではない。しみじみと、小さなビンに入って生理食塩水にプカプカと浮かぶ欠片たちを見ていた。

術後の痛みはほとんど無い。元気。点滴さした腕の方が痛い。生検の結果はまた今度。良性であれ〜

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