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見送ったあと、10秒くらい待ってから鍵を閉める

雑記

自宅。来客時。配達の方とか、業者さんとか、ありがとうございました〜!と見送ったあとちょっと待ってから、音が鳴らないようにそっと鍵を閉める。なんでこんな無駄なことを。でも自分が逆の立場だった時に扉が閉まってすぐ「ガチャン」されると良い気はしないしなあ。思いやりなのか、マイルールなのか。こういう些細な気遣い(だと思っている)を、他人に強要しないように日々つとめている。

火災探知機の点検に業者のおっちゃんが来た。棒のついた金属のカップで探知機をカポッとして、警報を鳴らしていく。

「その、“それ”って何をどうしてるんですか?」

「これは、熱を出しているんですよ。上に手をかざしてみてください。」

ほんのり温かい。おっちゃんは火災探知機まめ知識を色々と教えてくれた。キッチンは70度を感知すると鳴る。居室は温度変化に敏感、急激に居室が冷えても火災探知機は鳴るそうだ。冬場ガンガンに暖房焚いて、その後にどわ〜っと外気を入れたりすると「火災です」の警報が鳴る。知らなかったらびっくりしているところだった。おっちゃん、ありがとう。ついつい専門家に話をききたくなるし、こういう知識を集めることが好きだ。いつも話しかけてしまう。

業者さんからしたら、作業しづらいだろうなあと思う。わたしにもっと遠慮が無かった20代、洗管業者さんの作業が面白すぎてずっと横について見ていた事があった。それって先の方どうなってるんですか?それでなんで流れるようになるんですか?詰まる家と詰まらない家は何が違うと思いますか?我ながら本当にウザくて申し訳ない。最終的に「あの、汚れるかもしれないので部屋に居てもらって構いませんよ」みたいな事をやんわり言われてしまった。そりゃそうだ。【業者立ち会い=質問し放題タイム】だと思っていた。

我が家に友達が来ることは少ない。というか、ほぼ無い。今の家は引っ越してから1年と少し経つが、誰も入れた事がない。お互いの実家の家族でさえ無い。前の家は5年くらい住んだかな。最初に家族に引っ越しを手伝ってもらった他は、一度だけ友達を招いて、あとは誰も入っていない。その前のひとり暮らしの家ではたまに人を入れてたかな。なるほど、書いててわかったけど、同棲したり結婚したりするとそれは自分だけの家ではなくなるので、簡単には人を招き入れないのだ。共通の知り合いも居ないしな。子供も居ないし。そもそもわたしが人の家に行くのが大好きなので、いつも行かせてもらっている。ありがとう、ありがとう。

だから我が家には配達業者さんと設備点検等の業者さんしか来ない。

そういえば!前の家は時々宗教の勧誘や通信業者のセールスなんかがやって来ていた。当時はオートロックも無くてインターホンのカメラも無くて、ドアスコープから見てヤバそうでなければ、時間さえあればほとんど扉を開けていて。わたしもわたしで絶対に契約することはないけど話を聞いたりウンチクを教えてもらったりしていた。子供を前に立たせて宗教の勧誘してきたおばちゃんには、そういうの良くないと思いますよ胸糞悪いですよとか言って怒らせたこともあった。やたらグイグイくる強気な業者さんもいたし、家族構成や年収を根掘り葉掘り聞いてくるウザいタイプもいた。

そういうときでさえ、10秒待ってから鍵を閉める。誰が相手でも待つ。ここに優劣は無い。こういう心の広さがある。心の広さ、すなわちゆとり、寛大な気持ちで人と接してたいね。

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