わたしは超マニュアル人間。
ちゃんと取説も読むし、決めたタイムスケジュール通りに動くし、言われたことをやるし、「いつもの」を好んで冒険をしない。黒い服ばっかり着ている。
0から1を生み出すとか、創作とか、アイデア・ひらめきなんかはめちゃくちゃ苦手だ。
1を2にしたり、ずっと1をし続けたり、決まった形式にそって物事を進めたり、お刺身にたんぽぽを乗せるような感じのものが大得意。仕事じゃなくて作業っていうんよね。こういうのは。
図工の時間はいつも困惑して取り掛かるまで時間がかかっていたし、高校の軽音学部でベースボーカルをやっていてユニコーンとかゴイステとか色々コピーしてたけど、オリジナル曲が作れなくて卒業と共にバンドも消滅した。(ついでにギターと付き合っていたがそれも別れた)
なので、芸術・表現といったものには無縁だと、センスが無いものは仕方ないと思ってずっと過ごしてきた。
が、カメラを買って写真を撮るようになると意識はガラッと変わった。
絵が描けなくても、なんか良いなあと思ったものを他のひとに伝えることができる。カメラーメーカーさまさまで複雑なプロセスもそこまで必要なく(ないこともないが)、良い感じの写真も良い感じに撮れる。ここはもっと勉強していきたいね。
それと、わたしは文章を書けるのが強みだ。
小学生の頃にWindowsXPが我が家にやってきて、そこからゼロ年代のテキストサイトたちを隙あらば見て、探偵ファイルとデイリーポータルを愛し続け、2ちゃんねるでネチケットを学び、楽天ブログやエキサイトブログ、ジオシティーズや魔法のiらんどで黒歴史を垂れ流し、mixiとYahoo!メッセンジャーとハンゲームで交流した、あの日々が確実に今に生きている。
自覚は無かったけどこれも「創作」だ。絵を描いたり曲が作れなくても、わたしは写真を撮ったり文章を書いたりすることができる。
ライブハウスを辞めて舞台照明の仕事も全部辞めたとき、好きなことを仕事にするってのは良いことばっかりでもないんだなと思った。純粋な目で楽しめなくなってしまう。
だからその後の仕事は全然関係ないことをやっていたし、それはそれで新鮮で楽しかったり、頼られると嬉しかったり、それでも仕事とプライベートは完全に切り離したいし、仕事ってのは本来そういうもんだと。
その意識も最近変わってきたかな。
仕事で高校生と打ち合わせをした時に、この子たちにはたくさんの選択肢があって希望に溢れているのを強く感じた。でもこれってわたしもまだまだあるんじゃないか。
自分らしさって何だろう。わたしだからできることを、したい。わたしらしさを認められたい。
そんな、就活中の学生みたいなことを30半ばになって考えている。



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