さて、答えのわからないことを考えてみよう。
会社の営業が失踪してもうすぐ3週間。
生きているのか、そうでないのか、それさえもわからないのでずっと心が落ち着かない。
そもそも彼のことはよくわからないのだ。
几帳面で神経質な私には理解できない性質をしている。話はあっちこっち飛ぶし、長いし、机は汚いし、あっちこっちずっとバタバタしてるし、とにかく机が汚いし、机が汚い。
年も離れているからか心を開いてもらえることもなく、業務を教わる以外は本当に雑な雑談でワハハいうてたくらいで、本当にどうでもいい話ばっかりして、おやつたべて、結局2年ぐらい一緒に働いてもなーんもわかんなかったな。
2年。
私よりもっともっと長く、何年もお世話になってきたお客さんに「うちのが飛んでしまいまして。ずっとお世話になっておきながら申し訳ありません」と言うたびに、私よりも彼を知っているお客さんに、私はどういう立場でモノを言うとんや?と、変な気持ちになる。
なんでこうなった?自分ならどうした?どうすればよかった?こんなものは考えても仕方ないし、意味がない。同じ会社で働いていた自分にとって、これは他人事ではなく、他人事だ。
ただただ、自分は彼にとって影響力が無く、辛いときに思い止まるための要素にはならなかっただけである。でも、こんなものは仕方ない。全員の「それ」になるのは不可能だ。
別に「ああすればよかった」の類いの後悔すら特にないけど、うーん。生きていてくれればさ。

