2026年ふあうすと川柳大会で句会デビュー戦

仕事

2026年4月18日、土曜日。
兵庫県中央労働センターにて、2026ふあうすと川柳大会が開かれた。

主催するふあうすと川柳社さんは日本3大柳社の一つ、神戸で昭和4年に設立された長い歴史のある川柳社だ。

弊社(前川企画印刷)はふあうすと川柳社が毎月発行している「川柳ふあうすと」誌の編集・印刷・Kindle出版などのお仕事をしており、長くおつき合いさせて頂いている。

前日、大会の撮影に行けるようになったので、それを社長に申し入れる。

社長「じゃあ大会にも参加してみる?」

私「?」

そんな訳で、急ピッチで句を少なくとも14句作らなければならなくなった。

そりゃそうだ。せっかく行くなら参加する方がいい。でも急だ。準備ゼロだ。

でもなんだろう、自信がちょっと、ある。

川柳は「5・7・5」であり、その17音だけで伝えなければならない。

普段わたしは、話せば1分で終わることをダラダラと1000字にすることを好んでおり、それをたったの17音に纏めなければならない。怒涛の引き算である。文章を書くときに引き算を意識することなんか、ほとんど無い。引きすぎても何が何だか伝わらないし、引かないと文字数が足りないし、ただの説明で終わってしまう。

そもそも川柳を詠んだことがこれまでにあっただろうか。小学生の時の国語の授業で俳句だか川柳だか短歌だかを作ったことはあったかもしれないが、今の私は34歳だ。

それに、せっかく出場するならば入選を目指したい。目立ちたい。褒められたい。

何故だか、自信だけは、ある。

会場ではスタッフの皆さんが慌ただしく動き回っていた。

大ホールがパンパンに埋まっている。業務で携わる方以外は面識が無くて知らない方々ばっかりだが、きっといつも「川柳ふあうすと誌」に出てくる方々ばっかりなんだろうな。

顔見知りの方たちに挨拶と、「今日が句会デビューなんですよ!」とアピールも欠かせない。

私は同行する社長に方法を教えてもらいながら、所定の句箋に選び抜いた句を書き、提出する。

そしてカメラの調整を済ませ、昼食に外に出る。

私「川柳の時の文字の数え方って…例えば『ジャージ』は3音じゃ無いですか?じゃあ『ジャージー牛乳』は8音ですか?『ヘップバーン』は6音?」

社長「それいま訊く?」

提出後に質問したのは、提出前にあれこれヒントを仕入れたくなかったからだ。社長はこのふあうすとだったり市だったり川柳でいろんな賞を獲っている。このタイミングで事細かくノウハウを仕入れるのはあまりにも付け焼き刃でセコい気がしたのだ。

なんなんだこのプライドは。

そして他にもプライドを発揮しており、私はお題の単語そのものを句に入れなかった。例えば「道」というお題のとき、「道」という言葉そのものを入れずに他の言葉で連想させた。(こういうのを「詠み込まない」というらしい)

題を詠み込むのが悪いとかそんな事はもちろんなくて、ただの遊び心というかこだわりというか。

大会が始まると今度はカメラマンになった。

久しぶりに黒い服装の裏方になって動いた。カメラを構えている姿がシュッとしてると褒められた。やったね!

撮影する私を撮影する社長。ほんま私のこと好きやな

カメラの話になるが、こういう撮影の時は広角〜望遠まで1本で行ける便利ズームが欲しくなる。いつかしれっと会社のお金で買っちゃおうかな。でも私が使っているカメラはOMデジタルソリューションズのOM-D E-M10 MarkⅣ、マイクロフォーサーズの規格なので、室内撮影だとちょっとでも明るい方が良いと社長に教えてもらう。なるほど。ノイズは恐ろしい。

ステージでは選者さんが句を読み上げる。

自分の番号と句が読まれたら、大きな声で自分のフルネームで返事をする。

いつでも「イトウマイ!」と返せるように、隣の席の方にもらったのど飴を舐める。もらった時に「関西のおばちゃんはなんで飴ちゃんを配っちゃうんですかね」と訊くと「世界平和」と返ってきた。そうだそうだ。世界中で飴を配り合おう。でも関東の人は受け取るのを断るらしい。飴、断ったことないな。

いろんな人の句が読まれる。社長の句も読まれていた。やはり、ふあうすと誌でよく見かける方々も多い。そりゃこんな大きな大会、しっかり作り込んで来るんだろうな。向こうは私のことを知らないが、私は毎月名前と句を入力して編集して冊子にしているわけで、ああこのお名前のお方はこんな顔してはるんやとしみじみ。

わからない単語があると気になってすぐに調べてしまう。その度に隣に立つ社長が「んふ」と笑う。ああ、さぞかし微笑ましいことでしょうな。

1人目の選者さん、2人目の選者さん、、選者は全部で7名。

そして、句を読まれないまま大会が終わった。初出場の結果は全没。とほほ

あの自信は何だったのか。

やっぱり何年も何十年もやってる方々の中には敵わない。今回は大会の平均年齢をグッと下げることしかできなかった。

帰り道、大会に出ていた方に「あ!カメラマンさん!」と言って頂けた。そうです。ええ。カメラマンでしたが、句も出してたんですよ。

次の機会はしっかり時間をかけてみよう。たのしいぞ川柳。引き算がむつかしくて楽しい。他の人の句をきいて「なるほどな〜」となるのも会場のみんなでクスクスと笑うあの空間も楽しかった。

ボツになった句、せっかくなので風景写真かなんかと一緒に「フォト川柳」としてだしていこうかな。

撮った写真たちは来月号の「川柳ふあうすと」の大会レポートに載ります。Kindleでも出版しますよん。

さーて、大会写真は500枚以上ある。整理するぞ〜

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