「ユーモアとペーソスが云々~」という文章を見た。
ペーソスという単語に馴染みが無さすぎるので調べたところ、【pathos】と出た。これってあのほとばしる熱いパトスと同じでは?となって色々と調べていたのである。昨日、仕事中に。仕事をしなさい。いや、文章を扱う仕事をしている以上、これも仕事なのだ。
ペーソス。
それは「ユーモア」の対義語として用いられる。「哀愁」「悲しみ」「物寂しさ」「しんみり」とか、そういったニュアンスだ。色で例えるなら青っぽい。
パトス。
今わたしの頭にはカヌーの時につかう「パドル」が一瞬よぎったあと、「残酷な天使のテーゼ」がぶわっと流れ込んできた。
パトス、それは「怒り」「恐怖」「喜び」「憎しみ」といった感情が一時的にごおっと湧きあがる情熱、情念のような感じかな。「ほとばしる熱いパトス」とは「溢れんばかりの情熱に満ちている」といった感じかな。色で例えるなら赤かな。噴火的な。パトスなんかこの歌詞でしか聞いたことないや。ラテン語のリビドーと同じような感じかな?と思ったけど、そこまで性的な衝動って感じでもないしな、といった感じ。
対義語は「エートス」。うわ!新しいの出て来た!エトス?ロゴス?今日調べるのはここまでにしよう
このペーソスとパドスという二つの言葉、語源がどちらも同じな事を知った。
元々は印欧祖語の*kwent(h)-(苦しむ、耐える)から派生し、ギリシャ語の”πάθος“(直訳では「降りかかるもの」転じて苦悩、強い感情、災難、苦難)を経由し、1660年代に英語pathosとして流入。[1]ギリシャ語から日本語に流入したものがパトス、英語から日本語に流入したものがペーソスである。
ペーソス – ウィクショナリー日本語版
ペーソスは英語読みのpathos、パトスはギリシャ語読みのpathos、どちらも大きくは「感情」の意味合いで、でもペーソスの方は悲しいニュアンス、パトスは情熱的なニュアンスで、それぞれちょっと違ってておもしろい。(自分の解釈違いかもしれないが)
同じ語源でも反対の意味合いで使われてる言葉って珍しいのでは?
こういう「どこで披露するねんこのウンチク」をいっぱい貯めておいて、いつかどこかでドヤ顔するのが夢だ。居酒屋で語らせてくれ!
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