どこかに遊びに行けばご当地ソフトクリームは必ず食べなければならない。
気に入ったものはずっと繰り返すし、同じものを買い続ける。
あまり冒険をしない。
黒い服ばっかりを好んで着るのも、10年以上黒髪のままなのも、それが1番しっくりきていると思っているからだ。
クローゼットの中には「これ高校の時に買ったやつだ……」といったアイテムもちらほらある。
お土産屋さんではいつもご当地感のある箸置きを探すし、気に入ったお宿は来年以降も利用したい。
同じ場所に毎年行って、風景のちょっとした変化を楽しみたい。
あぁ、今年はこの辺の事がよくわかってきたな、という楽しみ方をしたい。
夫と旅行した時に「来年はあっちの方見てみようよ」って言ったら、「え？来年も行くの？」と真顔で訊かれた。
そうか、旅とは繰り返すものではなくて一期一会なのか。
iTunesの中身はハタチあたりからそれなりに増えてはいるものの、好きな音楽はほとんど変わっていない。
14歳のころ寄り添ってくれた銀杏BOYZの「DOOR」「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」の2枚のアルバムには、今でもたまに助けてもらっている。
現時点で1番好きな漫画は窪之内英策のツルモク独身寮だが、もう何度読んだかわからないくらいに読み込んだ。
今の私は刈り上げメガネなので実質野沢である。
アルバイトも、高校1年生で始めた飲食店を、フリーランスになる20歳ぐらいまでずっと続けた。
今思えば、いろんな職種を経験しておきたかったな～。もったいない事をした。
でも、その当時のアルバイト仲間は今でも年に何回か飲みに行ったりする。
人間関係がバツグンに良かったお店だった。
ひとり暮らしをしていた時、カップヌードルのシーフードが好きすぎて箱買いして食べ続けた結果、今ではもう受け付けなくなってしまった。
「お決まりのアレ」とか「いつものアレ」を決めるのが好きだ。
その反面、趣味は浅く広く、いろんな事に手を出してしまう。
音楽も小説もマンガも映画もゲームも好き。生き物も好きだし、運動も好き。
特定のモノを気に入って執着することはあっても、それを極めたことは無い。
これといって専門的に語れる分野が無い。
深掘りとか、やり込みとかに興味が無いので、経験値としては低い。
色んな事をまんべんなく話せるのは良い事だけど、そこから一歩踏み込まれると途端に付いていけなくなる。
ドラクエは7までならわかるけど、FFは全部わからない。キングダムハーツならほぼ全部いける。
もし、私が3歳からのピアノを続けていれば、ものすごいプレーヤーになっていたかもしれない。ピアノ習ったことないけど。
大人になって、自分らしさって何だろうってすごく考える。大学生かｗ
SNSなんかを見ていると、個性が際立って目立つ人のこと、すっごくカッコよく見える。
そういった「あからさま」なものにどうしても惹かれてしまうけど、大体みんなこんなもんだよな～。
私を含む平凡な人がほとんどなんだってわかってはいるものの。羨ましくなっちゃうよね。
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