レオパードゲッコー、和名ではヒョウモントカゲモドキである。
ぷにぷにとした大きな尻尾と表情の豊かさが特徴。
壁を登らないけどヤモリ。トカゲに似てるけど“トカゲモドキ”という種類のヤモリ。
爬虫類ペット界の超ポピュラー、通称【レオパ】の我が家での飼い方をお教えします!
【トカゲモドキ】はトカゲと何が違うの?ヤモリの仲間?
【トカゲ】グループのなかに【ヤモリ】グループがあって、そのなかに【トカゲモドキ】と【ヤモリ】がいる。
レオパードゲッコーは外見上トカゲの特徴(まぶたの有無とか指の形状とか)を持っているので【トカゲモドキ】と呼ばれている。
ヒョウモントカゲモドキのよくある質問、ヒョウモントカゲモドキはトカゲですか?他 – 爬虫類メディアREPIEW
爬虫類メディアREPIEWさんが作った図がわかりやすかったので引用させてもらいました。
トカゲグループの中のトカゲモドキ。ヤモリとは友達。ややこしいでしょ。【イモリ】は水の中にいるやつで両生類だからまたちょっと違うよ。
トカゲモドキの特徴1:指がシュッとしている。ヤモリのような吸盤になっていないのでツルツルした壁を登ることは出来ない。
トカゲモドキの特徴2:まぶたがあるので表情豊か。ヤモリはまぶたが無いので目は開けっ放しである。どっちもかわいい
かわいい
レオパードゲッコーの飼育環境
レオパードゲッコーは本来、インドとかアフガニスタンとかの乾燥した砂地や岩の隙間に住んでいる。
寿命は長くて30年近いことも記録されている。
種類も多くてカラーバリエーションが豊富で飼いやすいのが人気なのでしょう。
・ケージ
ヤモリみたいに壁を登れるような指先ではないので、高さは必要無さそう。メンテしやすい前開きで、鑑賞しやすいガラスケージ、という事でGEXのグラステラリウム3030のスターターセットを購入。30cm×30cm×高さ30cmのケージ。
なかなか値段はするものの、先に迎えたクレステッドゲッコー(通称:クレス)がグラステラリウム3045を使っているのでお揃いにした。
高さ方向の移動は無いと思ってたけど、付属の発泡スチロールでできたバックボード(木目調のやつ)の凹凸をガリガリ登って移動しているようで、夜中にケージから「ガリ……ガリガリガリ…………ボトッ(落下音)」と聞こえてくる。発泡スチロールの屑が落ちて気になるし、コルクとかに替えようかな、と思ったまま8年経ってしまった。
・ライト
レオパードゲッコーは夜行性で、明るい時間帯はシェルターに籠っていることが多い。だから個人的には無くても良いのかなと思っている。
が、私はケージとセットで購入したので最初からライトが付属しており、掃除する時とか写真撮りたい時とかにたまに点灯させてもらっている。迷惑そうな表情もかわいい。
・床材
砂地とか岩地に棲んでいることから、本来なら砂が良いのだろうか……と思いつつ。
誤飲を恐れてベビー時にキッチンペーパーを敷き、そのうち見た目が気になってこのマットに変更した。ざぶざぶ洗って再利用している。というかトイレを決まった場所でしてくれるのでほとんど汚れない。クレスも同じマットを敷いているので、同じタイミングで洗う。
・温度調整
下限は25度、上限は40度、と言われているが、私は25~33度ぐらいで飼育している。年中通して30度を狙っている。
明るく綺麗な模様をキープしたい場合はもうちょっと高温の方が良いらしい。そこについては詳しくないので調べてほしい。
冬場はケージ上部の暖突+ケージの下からパネルヒーター(写真のウェットシェルターとトイレの間)で暖め、25度を下回りそうな時はケージをスタイロフォーム(断熱材)で3面囲む。引っ越す前は木造で寒い部屋だったのでスタイロ使ってたけど、いまの家はRCでそこまで冷えないから囲まなくても大丈夫。兵庫県在住。
夏は部屋ごとクーラーで24時間冷やしているが、パネルヒーターはツマミを真ん中にして常時ぼんやり作動させている。
同じ部屋で飼っているクレスと大体合わせているが、「夏でも30度を超えたくないクレス」と「暑さはそこまで気にしないレオパ」といった感覚である。
・湿度調整
多湿系ではないのでこまめな霧吹きなんかはそこまで必要ではない。とは言えカラッカラにしていると脱皮不全を起こすので、素焼きのウェットシェルターを設置している。
昼間はこの中で過ごしていることが多い。脱皮する時はこのざらざらした表面に体を擦り付けている。かわいい
パネルヒーターを下に敷いちゃうとシェルター内が蒸れてサウナになるので、ヒーターの位置に要注意。
・ご飯
ペットショップではコオロギを与えていたようなので、うちにお迎えしてからもコオロギにカルシウムパウダー振りかけて与えていた。
が、ある日コオロギを嫌がるようになったのでシルクワームやレオパブレンドで凌いでいるうちにレオパブレンドに落ち着く。
現在はレオパゲルとレオパドライのみで飼育している。レオパブレンドよりレオパドライの方が好きみたいで食い付き抜群。でもまた食べなくなるかもしれないので、いつでもコオロギストックできるようにしている。
・水入れ
ケージにセットで入っていたものをずっと使用している。時々ここから水を飲む様子が見られる。ヘビみたいに水に口先を突っ込んで直接ゴクゴクするのではなく、舌を使って器用に飲む。
・診てもらえる動物病院
クレス編でも同じことを言っているが、爬虫類を含むいわゆるエキゾチックアニマル、診れる病院は限られている。
必ず下調べをしてから生体をお迎えしよう。大切なひとつのいのちだ。
日常のお世話の流れ
朝:水入れのお水追加、う○こしてたらキッチンペーパー替える
夜:う○こしてたらキッチンペーパー替える
ご飯はベビーの時は毎日、大きくなったら2~3日に1回。プイッと食べなくなるまで与えている。
基本的にお触りは出来ないものとしている。
おっとりしているので”触られるの苦じゃない感”があるけど、あんまりベタベタするのも悪いなと思ってたまに健康チェックするのに持ち上げたりする程度。
口の前に手を出すとたまに噛まれるけどこれは普通に出血する。細かい歯が食い込むし、獲物だと思っているのかなかなか離してくれない。かわいい
お迎えするまで~まさか2匹目の爬虫類を飼う事になるとは~
当時、我が家には既にクレステッドゲッコーが居た。
初心者向けで飼いやすいと言われている爬虫類のツートップ、この2匹のどっちを飼うか悩んで、ペットショップで先に目が合った方のクレスを購入。
しかし、やはりレオパも諦められない。
幸運なことに(?)クレスを迎えるにあたって
- ケージを置くスペースはあるか
- 温湿度は狙った温度周辺をキープできるか
- 餌の昆虫を扱えるか
これらの問題はクリアできている。
あとはレオパ用のケージを用意するだけだ。0を1にするのにはエネルギーが必要だが、1を2にするのは容易い。
結局すぐにケージやらヒーターやらを一式揃え、たくさんのペットショップに足を運び、かわい子ちゃんをお迎えしてしまった。
クレスの飼い方も書いてるので需要あればどうぞ~
まとめ~簡単っていわれてるけど生き物だ!慎重にな!~
レオパードゲッコーもクレステッドゲッコーも「飼いやすい」といわれているだけあって、飼い方やケージのレイアウトなんかは調べるといくらでも出てくる。
YouTubeにも動画がたくさん転がっているし、書籍だって色々ある。
私はこの「可愛いヤモリと暮らす本」という書籍を買ったよ!飼育法だけでなく豆知識や他の種類のヤモリもたくさん載っててとっても良い。
実際に飼ってみて、2種とも丈夫で元気だし、旅行だって他のペットに比べると行きやすい。大がかりな設備も不要だし、とにかく手間が少ない。
しかしそれは個体差に左右される。
拒食が酷くてどんどん痩せてっちゃう子もいるし、カルシウム不足からなるクル病やクリプトと呼ばれる不治の病だってある。我が家の子は今までたまたまアクシデントが無いだけである。
なのでお迎えする時までにある程度の知識を付けたり、ショップの店員さんに教えてもらうとか、動物病院を見つけておくとか、そういうのを一通りやってからお迎えしよう!
レオパもクレスも本当にかわいい。
吸い込まれそうな綺麗な瞳はまるで恐竜だ。きっと火属性だ。
この子たちはきっと、私がピンチの時には巨大化して火を噴きながら助けに来てくれるはず。いつか背中に乗せてもらえるその時のために、今日もせっせとう○こを片付けている。
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