神戸マラソンと走らない私

雑記

11月16日は神戸マラソンの日で、毎年明石海峡大橋のふもとで引き返してたコースが今年は大蔵海岸まで伸びていたようで、昼過ぎに乗ったJRの車窓からは国道2号線を走るランナーたちが見えた。

神戸駅からは走り終えた人たちがペンギン歩きで車両に乗り込んできた。FINISHのタオルを肩からかけ、首からは完走メダルをぶら下げている。

私が午前中ダラダラと5度寝をしている時間に、この人たちは早起きをして朝食をとり、ウォームアップをし、会場まで行き、42,195kmを走り終えたのだ。この違いは何だ?圧倒的に人生の時間の使い方が違う。

私もやたらと走り回っていた時期があった。ほぼ毎日通勤ランをして、みなとのもり公園をぐるぐると回り、10km〜ハーフマラソンの大会に出場し、市営ジムで鍛え、オリジナルメニューを組んではプールで泳ぎ、仕事をしていた。

具体的には、新神戸で働いていた時は仕事が早く終わるとそのまま西代のプールまで8km走り、2000m泳ぎ、そこから4km走って帰る。みたいな生活だった。何目指してんの?って色んな人に聞かれた。何も目指していない……

あの元気はどこから来ていたんだろうと思う。走っていたのは人生で1番忙しく300〜400時間働いていた頃なので、暇を持て余していた訳でもない。プライベートの時間が無さすぎて、せめて通勤時間はストレス発散したいなとでも思ったのかな。

走らなくなって何年だろう。たまに思い出したように数回走るけど、すぐに飽きてしまう。楽しまないと継続が出来ない。

人生で一度はフルマラソンを完走してもよかったな。未来の私に託しとこう。

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