パニック障害で大きな音を聞くと心臓がバクバクするようになり、耳栓が必要になった。
それも、完全なノイズキャンセリングで無音状態が欲しいのではなく、ちゃんと聞こえる耳栓を求めていた。
何も外音を全部シャットアウトしたいのではない。ただ大きい音が苦手なだけで、うるさいのを軽減したいだけなのだ。
見つけたのがこの「クオリネ」である。
クオリネ®は音のクオリティを変えず、あたかもステレオのボリュームを低くするように、周囲の音圧を下げることができる聴覚保護具です。従来の耳栓は、高域音が減衰されやすく、不自然な聞こえになりがちでした。クオリネ®はユニークな設計によって、低域から高域まですべての音域でほぼ20dB減衰できるため、耳を守りながらもクリアな聞こえを維持できます。音を締め出そうとして、不自然な音の世界にこもるのではなく、そのままの音が小さめに”聞こえる”のです!
クオリネ – 株式会社名優
すべての音域をほぼ20dB絞ってくれる。素晴らしい。求めていたのはこれだ!
聞こえる耳栓「クオリネ」のすがた
かわええ~!クリオネだ~~!!!流氷の天使~~!!!!クリオネの捕食シーン見たことある?すごいよね!バッカルコーンが!
他にも「聞こえる耳栓」ってのはいくつかあったけど、どうせなら普通の形じゃなくてなんか可愛いやつがいいなと思って探してたらクオリネを見つけて。動物モチーフが好きなので即買いしてしまった。
カラーバリエーションはピンク・ブルー・グリーンの3色。わたしは迷わずピンク。本音を言えばオレンジ色が一番クリオネに近い。オレンジ出してほしい。
付属ケースに入れてもほんとに小さくてポーチの中に入れてもかさばらない!でも多分そのうち無くすとおもう!無くしたらまた買うからオレンジで作ってほしい!
届いたときはあまりの小ささに笑った。こんなん耳の奥の方まで行ってまうんちゃうか?と思ったけど、着けてみると結構しっくりきて、奥の方までは行かない。目立たなくて良い。そして小走りしても落ちない。耳栓しながら小走りするシチュエーションは無いけどさ……
聞こえる耳栓「クオリネ」の聞こえ方
すべての音域をほぼ20dB絞る、とはいえ具体的にどんな感じなのか。
感覚の話になるが、CDを聴いたり街を歩いてみたりした感想としては
- 声はよく聞こえる
- 耳栓特有の「くぐもった感じ」が少ない
- 薄いパネルを1枚挟んだような感覚
何故か不思議と声はよく聞こえる。なので話しかけられてもちゃんと気付ける上に、耳栓を着用したままの会話だって可能だ(しかし自分の声がめちゃくちゃデカく聞こえる)
もちろん生音と比較すると音は小さいし、中・低音域はやや籠る。でもこの「全体的に音量下げてくれる安心感」には個人的に助けられている。
聞こえる耳栓「クオリネ」はいつ・どんな時に着ける?
冒頭で話した通り、私はパニック障害になってから大きい音を聞くとびっくりして心臓がバックバクになり、そのままパニック発作に繋がってしまうことがある。こういうのも聴覚過敏っていうのかな?
電車や工事の音、映画やライブの音、他人が急に爆笑する声、こういうのを警戒しなければならない。
突発的な音を事前に防ぐのは難しいけど、突発的な音にびっくりしてドキドキしてから耳栓を着用するのでも心を落ち着けるのには効果的だ。
映画とか前もって大きい音が出ることが予測できるものは着用しておく。
耳栓を着用してもちゃんと外音が聞こえるのはとても安心できる。
ライブハウスの爆音が気になるキッズや、自らが大きな音を出すようなプレイヤーにもピッタリなんじゃないかな。
あとは就寝時とかにも良いかもしれない。小さいから横を向いても耳が痛くないし、アラームを聞き逃さないので朝も起きられる。
耳栓が欲しいけど全部聞こえなくなるのは不便なんだよぉ!!!と思ってるひとはクオリネ、おすすめします。
【番外編】完全に聞こえない耳栓
すべての音をシャットアウトしたい。どうしても静寂に浸りたい。そんな時もあるでしょう。
そういう時はワイヤレスイヤホンしちゃう。着けるだけでもかなり外音は軽減されるが、落ち着く系の音楽を流してしまえばもう自分だけの世界に行ける。
これは普段の生活であまり出番が無い。何故なら外音が全く聞こえなくなるのは怖い。車のクラクションや電車のアナウンス等々、聞こえないのは危険や不便に直結するからである。なので私は普段から音楽を聴くときはイヤホンを片耳にしか装着しない。
しかし先日、新幹線の車内のあちこちで赤子の大合唱が起こった時に初めて家の外でイヤホンを両耳装着し、落ち着く音楽を流した。持っててよかった、ワイヤレスイヤホン。
今回でてきた耳栓とワイヤレスイヤホンはこの2つ
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